ソーシャルレンディングが安心な点1【審査を経て貸している】

ソーシャルレンディングは他の方法に比べると安心な投資だと言われています。
その理由としてプロによる審査が行われた上で案件が掲載されていることが挙げられます。
もともとソーシャルレンディングは資金調達をしたい企業とお金を貸すことによって資金形成をしたい投資家をマッチングするために生まれたサービスです。
間に立つソーシャルレンディング業者がお金の借り手になる企業の審査をして、返済能力があるかどうかを見極めてくれる仕組みになっています。
ソーシャルレンディングは匿名性があるので貸し手となる投資家が借り手の資金状況や経営状況などを個々に確認することができません。
それでも信用して投資をしてもらえるように厳しい審査を実施しています。
※もっとも、最近は、借り手の具体的な法人名等を開示しているサービスも増えてきました。クラウドクレジットなどはその好例です。

ソーシャルレンディングが安心な点2【担保を取っている案件もある】

ソーシャルレンディングでは借り手が担保を用意しなければならないケースもあり、案件には担保の有無が必ず記載されています。
ソーシャルレンディングが安心と言われる理由として、担保が確保されていれば貸し倒れが起こっても大損をするリスクが低いからです。
仮に借り手が倒産してしまって返済できなくなったとしても、担保を回収して売ることにより元本の金額にかなり近い額を取り戻すことができます。
その担保価値についてもソーシャルレンディング業者がきちんと見極めているため、担保ありの案件を選べば大きなリスクがないと安心して出資することができるでしょう。
ただし、ソーシャルレンディング・ラボなどの専門サイトでも警鐘が鳴らされている通り、担保付きだからといって、無条件に「安心できる」というわけではありません。
見極める投資家の眼力が必要となる点は、忘れてはいけません。

ソーシャルレンディングが安心な点3【元本回収率が高い】

ソーシャルレンディングが安心だと言われてよく注目されているのは、元本回収率が高いからです。
滞納などのトラブルが全くないのかどうかは明示されていない場合がほとんどですが、事故率ゼロ、元本回収率100%といった形でオフィシャルサイトに明示しているソーシャルレンディング業者が多くなっています。
このような高い業績を上げている実態があるのは安心できる理由でしょう。
きちんと返済できるかどうかを厳しく審査しているお陰だと考えることもできますが、そもそもソーシャルレンディングを利用して資金調達をしたいと思うのが誠実な人ばかりという可能性もあります。
いずれにしても元本が返ってくる可能性が高いとなると出資しやすいのは明らかです。

ソーシャルレンディングが安心できない点【貸し倒れリスクはある】

ソーシャルレンディングは安心できる点ばかりではないもの確かです。確かに元本回収率が高くて貸し倒れをしたことがないソーシャルレンディング業者もありますが、まだ返済期間が終わっていない案件が多い新しい業者も多いのも事実です。
まだ貸し倒れが起こっていないだけで、現状として成立している案件の中に将来的には返済できなくなってしまって貸し倒れになるものがある可能性はあります。
また、担保があったとしても貸し倒れをしてしまえば損失は生まれてしまうので、リスクは常にあることを念頭に置いて利用することは必要です。
金融庁の公式サイトでも、注意喚起が為されています。

ソーシャルレンディングの安心度まとめ

ソーシャルレンディングではソーシャルレンディング業者による審査によって貸してもきちんと返済できると判断されたときにだけ案件として掲載される仕組みになっています。
安心して出資してくれる人を大勢集める必要があるため、業者も慎重に審査をしています。
そのため、出資したお金が貸し倒れになってしまうリスクが低く、元本回収率が高くて安心な投資として考えられています。
担保を取っている案件を選べば万が一のときにも元本を全部失わずに済むでしょう。
ただし、今までは成績が良くてもこれから貸し倒れが起こるリスクはあるので注意が必要です。